やあ☆(ゝω・)vキャピ
唐突に単発のレビューです。

このゲームをレビューする上でとても重要なことを最初に述べておきます。

キャラが可愛い。

もう一回言うぞ?

キャラが可愛い。

ん、まだ足りないか、じゃあ最後だぞ。

キャラが可愛い。

さて、このゲームはメトロイドヴァニア(またかよ)風、レトロな2Dアクションゲームです。
Steam及びインディーズゲーム界隈では競争率が高いジャンルですよね、その分良作も多いわけですが、
その中でも屈指の完成度を誇る名作です。

MOMODORAはシリーズ作品で、作者は洞窟物語に強い影響を受けたらしく、
この「月下のレクイエム」より古い作品はかなりそれを模倣したような造りやデザインとなっています。
(ちなみにこれはシリーズ4作目にあたります)。

グリグリと細かく動く秀逸なドット絵に愛らしいキャラクター、レトロ風味だからこそ味のあるダークな雰囲気に、
メトロイドヴァニア系探索要素を軸に置きながら、マリオやロックマンのようなアクション性の高さ、
そしてソウルシリーズを彷彿とさせるトライ&エラーな高難易度アクション。
全てが高水準にまとまっており、ゲーム性においては「非の打ちどころがない」と思います。
あ、1つありました、強いていうならば「オリジナリティや個性」がありません。

メトロイド的な探索要素はそこまで強くはありません、ある程度の進行の自由はありますがシーケンスブレイク的な
要素は持っていないようです。それでも探索を進めて徐々に強くなっていく、アクションが増えて進めなかった場所に行けるように
なる快感はこのジャンルならではであり、その面白さは十分兼ね備えています。

操作感は快適で独特な癖というものもなく、どちらかというと「キャッスルヴァニア」の方が近いと思います。
そこにソウルシリーズのような嫌らしい敵配置やルーチンが加わり、かなりスリリングな難易度です。
雑魚敵の1発でも結構なダメージを受けますし、適正ライフでボスに突入すると、ノーマル難易度でもだいたい2~3発喰らえば死にます。
しかし理不尽なことは無くちゃんと攻略法があり、注意すれば全ての箇所、ボスでノーダメ進行が可能です。
実際最高難易度はほぼ一撃死モードみたいなものですし、ボスにはノーダメクリア報酬があるぐらいなので。
全ての雑魚とボスに必ず予備動作があり、ちゃんと見て、覚えて、動けば避けられる、
シンプルでありながらレベルデザインは完璧に近いですね。

回復アイテムはセーブポイントで補充ができ、最大個数が探索によって増えていきます。
それ以外のアクティブアイテムは拾ったり商人から買ったりと、特別なことはありません。
その他パッシブアイテムを装備することで更にキャラを強化できます。
ああ、これはソウルシリーズだな。

ストーリーはあってないようなものです。
「世界に呪いが蔓延し、主人公の村もそれにやられた、じゃあ原因探りと根絶にレッツゴー」
的な、特段触れてまで特筆するようなことは最後の最後までありません。
一応トゥルー、バッドのマルチエンディングで、
話の流れはNPCとの会話から断片的に判明していく感じなので、
この辺りは考察余地ありだったり、魅せ方はソウルシリーズの影響が垣間見えます。

そしてこのゲーム、本当にキャラが可愛いんです、海外産で日本人受けするビジュアルデザインってなかなかないじゃないですか。
主人公、NPC、そして敵キャラまでも全てが愛らしいデザイン。
また、ドット絵が非常に細かくヌルヌルと動きます、アクション1つ1つが可愛く、またかっこいいです。
ゲームのダークな雰囲気は損なわれるどころか、その荒いドット絵によって更に不気味さを増しています。
トラップの付近に血飛沫が飛んでいたり、NPCが居た場所にあとで戻ってきたらいなくなっていて、
かわりにその場所に血溜まりができていたり…と、そういう演出も一役買っていますね。

正直殆ど不満点は無いのですが、前述したとおり「メトロイドヴァニア」として考えると探索要素は薄いです。
一応「アイボリーバグ」という隠し収集要素はあるのですが、謎解きらしい謎解きも(あまり)ありません。
マップも広大、とは言い難く、一回のプレイで90%以上は埋まると思います。
まぁステータス引継周回プレイ要素もあるので、どちらかというと探索よりアクション要素の方が強いですよね。
高難易度クリアやノーダメクリア等を目指してやり込んでいくタイプだと思います。

初回プレイ時間は確か5時間前後でクリア、非常にコンパクトにまとまっていながら良質なゲーム体験ができます。
遊んでいてここまで「ストレスがない」というタイプは珍しいですよ、
シンプルなゲームほど小さな粗やシステムの不便さが目立ったり、
高難易度ゲームはそれはそれでちょっとした理不尽要素で嫌気がさしたりするものなのですが、
そういうところが一切見当たらない、確かにオリジナリティや尖った個性はないのですが、
とにかく丁寧で、快適で、単純に遊んでいて「面白い」と、脳が快感物質を分泌しているのがわかるゲームでした。