やあ☆(ゝω・)vキャピ
ネクロマンサーパック、配信されましたね。
皆さんは購入しましたか?僕は購入していません。
しばらく離れたと思ったらまた起動したくなる、そんなゲームDiablo3、
バージョンは2.6.0ではありますが、無印でのレビューになります。

PC版Diablo3が発表された時、世界中のファンが歓喜しました。
そして発売、世界中のファンが絶望し、離れていきました。
時は流れ、当初のディレクターは解任され、ほぼベース部分から見直しをされ、
RoSの拡張がPS4で発売、そして今、Diablo3は1つのハクスラの金字塔に返り咲いたのです。

というのは言いすぎでしょうか?言い過ぎですね。

かなり完成度が高く良いゲームであるのは事実ですが、
傑作であるDiablo2とは別の方向へ進化したのもまた事実であり、受け入れられない人も多い。
まぁDiablo2もまだ遊べますので、そっちがいいなら戻ればいいし、
「ライク」なゲームがやりたければ、Path of Exileという良質なフォロワーもありますので。

何がどう変わった、というと考え方的な意味で完結に言えば
「競技性重視によりスリム化されたライトなゲームデザイン」ということです。
ただ、そのスポイルされてしまった手間や煩雑な部分にハクスラの醍醐味や面白さを見出していた人たちも多いわけで、
その層にはDiablo3は受け入れられませんでした。

さて、その辺りの具体的なレビューとなりますが、まず「ハクスラ」「トレハン」とはなんぞや?というところから。

正直定義は曖昧で、人によって微妙に解釈が違うし、海外と日本でも認識に差異があります。
海外だとデビルメイクライや無双シリーズもハクスラになりますし
とりわけ日本だと「ハクスラ=ディアブロライク」という認識が強いです。
一応僕は

「ハクスラ=大量の敵をバッタバッタとなぎ倒すジャンル」
「トレハン=ひたすらアイテムを掘るジャンル」

と分けて考えております。なのでこのDiablo3は「ハクスラでありトレハンゲー」なのです。

このジャンル触ったことない人は、(暗い世界観や雰囲気が嫌じゃなければ)このPS4版Diablo3を勧めます。
とにかくね、遊びやすいんですよ。これやってジャンルに目覚めたらGrim DawnやPoEや、あるいは遡ってDiablo2に手を出してもいい。
最初はとっつきやすさが重要なのです。
丁寧なローカライズ、コントローラに最適化された操作性、お求めやすくなった価格、どれをとっても最初に選ぶべきゲームでしょう。
PCがあればGrim Dawnもセールとかで安く買えますが、PCゲーマーはそれだけでもうゲーマーコア層を自覚してくださいね。

よくこのジャンルは「ストーリークリアしたら本番」「レベルカンストしたら本番」と言われるのですが、
まぁ気にせずゆっくり遊んでください。

Diablo3のストーリーモードもよく出来ています、空気だけど。
一応シリーズの一区切りが付く終わり方となっています、空気だけど。
流石洋ゲーといいますか、バックボーンも世界観もちゃんとしています、空気だけど。
過去作遊ばないにしろ、流れをまとめている動画等もありますので、よかったら事前知識として
仕入れておくとより楽しめますよ、空気だけど。

そんなゲームとしての序盤の序盤でも、レベルアップによりキャラが強くなっていく楽しさ、装備更新の楽しさは味わえます。

ストーリーが終わったら、まずレベルのカンストから。キャラレベルのカンストにはそれほど時間はかかりません。
その後に上がっていく「パラゴンレベル」、この領域から「このゲーム」のスタートなのです。
ちなみにパラゴンレベルは何桁あるのか知りません、4桁までは確認できています。
1レベル上がる毎に、設定された幾つかのパラメータから1つ選び能力をあげていきます(400以降は固定パラメータになる)。

同時に、キャラレベルがカンストしたら装備のトレハンが始まります。
ドロップする装備はキャラレベルに連動するので、カンストしないと所詮どんなにレア物でも「繋ぎ」にしかならないのです。

レベル上げとトレハンは2つの手段から。
1つはストーリーモードで行った場所からランダムで選出されるクエストをクリアし報酬を貰う方法。
これはエリアやクリア条件自体が毎回異なります。移動に時間を取られがちなので、初期のレベル上げと
特定の素材集め以外は段々と行く頻度は落ちてきます。

もう1つは「リフト」というものに潜ってクリアする方法。
大抵はこっち、ひたすら潜ってひたすら狩る、それだけです。
ノーマルリフトとグレーターリフトがあり、ノーマルリフトをクリアするとグレーターリフトに行けるアイテムが1つ手に入るので、
その繰り返しをしていく形です、ちなみにノーマルとグレーターの違いはアイテムドロップの確率や種類の偏りが違います。

このゲームには難易度の概念があり、初期は「ノーマル」から始まり「トーメント」というところまで上がります。
トーメントにはアップデートで上限がどんどん開放され、初期はT6でしたが現在はT10を超えています。
トーメントが上がると敵の能力が上がり、その分だけ見返り報酬が大きい、ということになります。
例えばT13だとノーマル比で見た時に「体力2108607%」「攻撃力28832%」「ゴールド4500%」「経験値8200%」です、ぶっ飛んでいますね。
この難易度はいつでも変更可能で、自分のキャラの強さに合わせて好きなタイミングで変更すれば良いです。
ただ、グレーターリフトだけ仕様が違い、リフトの階層が浅ければ難易度が低く、深ければ高くなる、という独立した形になっています。

「何が楽しいの?」と思われるかもしれませんが、ひたすら良いアイテムを求め、それを見つけた時の喜び、
装備してより強い敵へ挑めるようになった喜び、ダメージがどんどんインフレしていく数字を見る喜び、
それを求めて脳死したように敵をなぎ倒して行くのです。

じゃあこのDiablo3の特色であり、何が過去作と変わってしまったのか、という点にも触れていこうと思います。

まずは「ガチャゲー化」したということです。勿論リアルマネーではなくゲーム内の特殊な通貨や素材で。
アイテムには「ノーマル < マジック < レア < レジェンダリー < エンシェントレジェンダリー < プライマルエンシェント」
の順にレア度(もとい能力)の設定があり、この上位の入手難易度の高い装備が、トレハンによるドロップだけではなく、
低確率ながらガチャでも手に入ってしまうのです。

1つ目は「血の欠片」という、ちょっとレアなアイテムがあり、これを集めると一定の数でアイテムがガチャれます。
欲しい装備部位を選び、ボタンを押せばガチャれます、出るアイテムは産廃から超レアまで際限なく。
血の欠片はリフトで入手でき、入手性はまぁそこそこと言ったところ。何度も潜っているとカンストしていて、
じゃあガチャるかな、ぐらいのバランスにとどまっていると(主観では)思っています。

2つ目「カナイ・キューブを使ったレアアイテムの強化」、これが完全なガチャゲー化の要因かと思っています。
レアアイテムを特定の素材を消費することで上のレジェンダリーへ変換できるのですが、
これも低確率でエンシェント、プライマルエンシェントにすることも可能なのです。
そして素材、ある程度高難度のリフトが回せるようになると全然困りません。勿論トレハンで装備を探すのは良いんですが、
適当にリフトに潜って素材が揃ったらガチャっている方が労力も少なく、良い装備が手に入る率が高いのです…。

このあたりの要素からプレイヤーは「俺はガチャゲーがやりたいんじゃねぇ!」と離れてしまった人も多いわけですね。

また「セット装備」というものがあり、ほぼこれによりキャラビルドが縛られるのも要因の1つでしょう。
セット装備のレア度は「レジェンダリー準拠」となっているのですが、装備する個数により特有の能力を発揮します。
そしてこの能力がえらい強力なのです。

「キャラのビルドに悩むこと」を楽しみの1つにしているプレイヤーは多いわけですが、
その1つを公式の出した要素によって潰されてしまっています。
手に入れたアイテムに合わせて良いビルドを考えて…みたいな楽しみが、Diablo3にはほぼ無いわけです。
勿論目的のアイテム、と言うのは最初からあるでしょうが手に入れたものを使って別の楽しみを見出すことも
バランスによっては出来ます。セット装備前提だと、まずセットで部位がかなり制限される、
その次に残された部位に適切なものを装備する、という優先順位になるので、
装備の当たりハズレが明確に出過ぎてしまい、結果幾つかのパターンのビルドを組むために当たりを引く作業…
イコールガチャゲーとなるわけですね。

とまぁ…若干ネガティブな書き方をしましたが、ビルドの楽しみが失われるのは本当に高難度に挑み始めてから、
自身の脳内だけでは組みきれなくなって正解を探す必要になってからです。
それまでは拾った装備やレジェンダリーアイテムを組み合わせたり、レアアイテムの能力をリロールして組み合わせたり、
それによって突破できなかったリフトが進めるようになる…楽しめる幅は十分多いですから。

このゲームには競技性があります。公式でもランキングが公開されていて上位の人のビルドを見ることができますし、
「シーズン」というものがあり、これはみんな一斉に同条件でゲームをスタートし、そのスコアを競うことができるモードもあります
(別に競わなくてもこれでしか手に入らないアイテム目的で遊んだりもします)。
また、個人個人で考えても「とにかくリフトの深層を目指す」という要素がありますから、
その辺りが強く前に出ることで、ビルドを考えたりアイテムを掘ることに関しての幾つかの要素がスポイルされてしまった、
というところでしょうか。
最初に「スリム化されたライトなゲームデザイン」と書いたのはそういうことです。
だから、そういう部分に魅力を見出していたプレイヤーはDiablo3でシリーズから離れたのです。

ただ、スリム化されたからこそ理解しやすく、初心者には触れやすいゲームとなっています。
また、単純に高難度に挑んでいくことに楽しみを感じる層は問題なく楽しめますし、
1つの方向に先鋭化した答えでもあるのでしょう。

ちなみに、触れていませんが説明していない要素はまだまだあります。
上でちょっと触れた「カナイ・キューブ」も色々と出来ることがありますし、リロールってなんぞや?て思った人もいるかもしれません。
装備の見た目や色も変えられるし、装備に宝石をはめて能力値アップ、特殊能力発動、とか。
レジェンダリー能力を抽出して、装備とは別枠で身につけることが出来たり、それを元にまたセット装備、スキル等ビルドを弄ったり、
確かにやり込んでいくと突き詰めた正解を求められ、競技性に楽しみを見いだせないと飽きが来てしまうゲームではあるんですが、
そこまでの過程がかなり膨大なので、ライトなゲーマーや初めて触れる人は、気にせず楽しんでください。
多分、その「飽き」まで数百、場合によっては数千時間消費すると思いますよ。