ほぼ自分向けではありますが、スプラトゥーン2におけるそれぞれの武器と対面した時の対応の仕方、戦い方等をまとめていきます。あくまで武器「種」であって、全ての武器個別に対応するわけではありません、数が多すぎます。また、強烈に上手な人は正直対面勝負で勝つのは不可能なので、あくまで「普通のその武器を扱えている相手」ぐらいのレベルを想定しており、かつこちらは相性有利か自分が慣れている武器、という状況を想定しています。
前提条件
大前提1:対面不利は避ける
相手に見つかってからの応戦はNGです。1対1の対面に持ち込む場合は、基本こちらが先に見つけていること、自分の周りの塗り状況が整っていること、オブジェクトの状態や相対位置を把握しており、逃げ道等のルート確保が出来ていること、インク残量が十分あること。これらが揃っていなければ武器相性がよっぽどよくない限りは逃げるか、誘導して2対1や3対1の状況を作るべきです。
大前提2:初撃はこちらが当てる
撃ち合いが始まった際、初撃が相手だった場合は基本は逃げるべきです。こちらが強火力武器だったり、相手が特別火力の低い武器であった場合のみ、様子を見てそのまま戦ってもいいでしょう。
大前提3:武器の射程や確殺弾数&確殺フレームは把握しておく
全部とは言わないまでも、よく見る環境武器や自分の扱っている武器ぐらいは把握しておきましょう。全て試し撃ちで確認することが可能です。フレーム数は動画を撮って編集ソフトにぶっ込み、フレームコマ送りでもしないと正確な数字はわかりませんが、「撃ち始めから0.x秒ぐらいでキルできる」とかざっくりでも覚えておきましょう。集弾性の悪い武器は距離によってそのフレームがどれだけブレるかも見ておいた方が良いですね。
ではいきます。
わかば、モデラー等の塗り特化低火力シューター
対面不利や塗り状況が悪いタイミングで撃ち合いを始めない限りは負けません、射程で勝っていればもちろんのこと、短射程でも負けません(エイム力が無い場合は知りません)。ただ、塗り能力が高いので上手い人は撹乱しながら塗り有利な状況を作って仕留めに来ようとすることがあるので、できるだけ短期決戦が望ましいですね。とはいえ対面になれば殆どの相手は逃げるので、むしろどう逃げられないように落とすか、誘導するかまで考えられると望ましいです。
プライムやスプラ等のバランス型シューター
とにかく射程を把握しておきましょう、中射程は思ったより届きます。基本は自分の射程距離を守りつつ相手の射程範囲に入らないことですがこのカテゴリは入ってしまいやすく集弾性も高いので、相手よりエイム力に自信が無ければ厳しいと思っておいた方が良いです。直線的な弾道なので、高低差で強いスロッシャーや火力の高いローラー系の縦振り等が正確に当てられるなら割と落としやすいと思います。チャージが溜まっている状態ならスピナー系でも撃ち勝てますね。
スライドを持つマニューバー系
基本は相手の射程に入らないように、デュアカスのように届いてくる武器は難しいですが基本は短射程です。また、距離があればあるほどスライド後のエイム合わせが楽です。傾向として大抵の人は撃ち合いが始まると最初にスライドをします(火力を上げるため、相手の初撃を避けるため)、そして大体同じ方向にスライドを多用する癖があり、2回連続で行うことが多いです。なので試合中に相手を観察し、スライド方向や回数の癖を把握しておくこと、その上で対面が始まったら初撃の後すぐに相手のスライド終わりの位置に置き撃ちを行います。正直対面で勝つにはかなり苦労する相手で大抵は逃げた方がよく、上手い人だと対策取りようがないほどどうしようもない武器です。
ステルスキルがお得意のローラー、パブロ、ホクサイ系
大前提にもありますが、これらは特に「対面不利」を作らないこと。というのも基本ステルスで行動しているため、見えないところや気づかないところからダメージを貰う事がほとんどだからです。対面の「前」段階の状況に大きく左右されます。射程は基本短いので中射程武器で遠巻きに撃てばオーケーです、まず確実に相手は逃げるので、可能なら逃げる方向が味方がいる、こちらの塗り状況が良い場所に誘導したいですね(一番良いのは逃げられる前に落とす事ですが)。例外としてローラーは縦振りが結構遠くまで届く上、火力が高いので油断できません。その分一回一回の攻撃に隙間があるので冷静に避けて撃つ、あるいは塗り状況が良ければ、相手の縦振りを避ける→イカで一気に詰める→次の攻撃が来る前に接射で落とすこともできるでしょう。当たり前ですがパブロ、ホクサイはそもそも近づいてはいけません。
ガードができるシェルター系
武器相性がかなり色濃く出ます。基本シェルターを破壊できない武器&ギア構成ならどんな有利環境でも対面を挑むこと自体が悪手です。それでもやり合うなら相手がパージした直後等を狙って、より確実に前段階で圧倒的有利な状況を作りたいですね。弾が拡散するのでこちらも当たりやすいですが、火力自体は基本低めなのでシェルターさえない無防備な状態なら大抵の武器で押し込めます。
適正射程だと手が付けられないブラスター系
文字通り相手の適正射程だと基本勝てません。爆発範囲が広い上高火力で、かつ爆発後に足元を塗られることで動きが鈍くなり、二発目を無条件に食らって落ちるパターンが結構あることでしょう。基本は接射です、(チャージャーを除く)どんな武器を担いでいてもブラスターと対面するときは基本相手の適正距離より内側に潜り込まないと撃ち負けます。
連射、火力、射程の揃ったスピナー系
撃っている最中は三拍子揃っている強武器なので、とにかく相手の行動を見てチャージ間隔を把握してから対面に持ち込みます。基本チャージの合間に詰め寄って、横移動やジャンプで相手のエイムを逸らしながら接射で速攻で仕留めるのが望ましいでしょう。また、対面ではありませんがスピナーは溜めるにも撃つにも人状態で動くためチャージャーの的です。
曲射が厄介なスロッシャー系
まず平面で勝負に持ち込むこと、オブジェクトが不利に絡まない場所であること、大前提です。高いところから撃たれるのは勿論ですが、相手が低い場合でも曲射でこちらの位置を正確に狙ってきます、そしてこちらの攻撃は基本届きにくいです。平面で戦う場合は射程だけでなく、スロッシャーの前後左右の拡散範囲を把握しておきたいです、慣れたスロッシャー使いは平面では曲射ではなく直線で飛ばしてきます、射程も結構長いです。直撃はかなり痛いですがカス当たりなら結構耐えられるため、当たる範囲さえ把握していれば長射程で遠巻きに撃っても、短射程で詰め寄って撃っても勝つことができます。一発一発に隙間があるタイプの武器で、距離があるほど弾が拡散するので詰め寄る方が楽な気がしますね。
圧倒的遠距離から狙撃してくるチャージャー系
無視しましょう、いや冗談ではなく。対面に持ち込まないとかじゃなくて「持ち込むことが難しい相手」です。チャージャーは特性上味方前衛が崩壊すると何もできなくなります。オブジェクトを利用して射線に入らないように他前衛を落とすのがチャージャーに対する対策です、孤立すればほぼ戦う手段が無くなります。とはいえ、いざ落としにかかる時は当たり前ですがチャージスパンには注意しましょう(大抵のチャー使いは近づかれると木偶の坊になりますが)。また、リッター系はボム分の余力を残し、近づいてきた相手を迎撃して距離を取ろうとしたりもするのでボムの直撃を食らってしまうような詰め方もNGです。ただ、この武器種は上手い人が持つと本当に手がつけられません。そもそも居場所が把握できない、近づいても迎撃される、というか前線に出てきてバンバンこちらの前衛を撃ち落としてくる、阿鼻叫喚です。使い手の上手さに極端にムラがある武器種なので、まずその人自身の強さの把握が一番ではないでしょうか。強烈に上手かったらその試合はもう諦めてください。
やばいのはローラーとチャージャーかな…
私はまだX帯とかのレベルの人とガチマッチで試合を組んだことがないのでわかりませんが、たまにナワバリとかで紛れ込んで来るガチ勢を見ているとこの2つが特に厳しいですね。一人でもいると試合全体を支配するレベルでどうにもならなくなります。すごいスピードで駆けずり回って気づかないうちにどんどん味方を落とすローラー、どこから撃たれているかもわからんうちにガンガン崩壊させて来るチャージャー(しかもたまに前線まで出て来る)、この辺りでしょうか。
無論上位ガチ勢はみんな対面なんかできないレベルで上手いですし、それこそナワバリマッチングだと一人二人混じったら勝ち(負け)確定なのですが、それでも上記2つは群を抜いて厳しいですね。対面での難しさはマニューバーも結構高いのですが、試合支配という面ではそこまで影響力は大きくない印象です。