明けましておめでとうございます。皆さん年末年始はどのように過ごしましたか?
私は年末はバンド関係のイベントに追われ、年始は身内のあーだこーだに追われ、楽しくもありましたがまったり過ごしたとは言い難いです。せめて業務開始があと1日遅ければ、と思うところ。
さて、間の暇な日や隙間時間で遊んでいましたが、思った以上に面白く時間が溶けてしまったエスケープフロムダッコフ、とりあえず難易度サバイバルで一周は終わり、ちょこちょこMODを入れて遊んでいるのでレビューをしていきましょう。
…新年一発目のレビューがまさかこれになるとは…。
総評
「見下ろし型ツインスティックPvE専脱出シューター」というターゲットを絞ったゲームだがとても丁寧に作られており、タルコフが気になっているけどスペックやvP要素が不安で手を出せない人が雰囲気を掴むには最適、難易度カスタムも細かく、緩くも厳しくも遊べる。そして後半が全てを台無しにする。
私はvP自体にアレルギーはないのですが、基本的にスポーツ的な方が好みで、要は「スタート時点で条件が平等である」ことが好ましく、PvPvEにおけるvPはMMOのPKに近いものを感じるのであまり好みません。鬼ごっこの「鬼」を如何に避けるかという不確定なスリルを楽しむ要素ではあると思っていますが。
このゲームは完全にvEな点、視点が見下ろし型でFPSやTPSに慣れていなくても遊べる気軽さがあります。同じようなものでゼロシーベルトがあるので、そちらを遊んだことがあるなら説明はいらないかと。単純なタルコフパロディの枠に収まらない面白さで、ひいひい言いながら物資を集めて拠点やキャラクターを強くしていく過程が非常に面白いです。ただ、タルコフからvPを抜くとルートシューターチックになるなと…。加えて見下ろし視点なため、「マップ固定の不思議のダンジョン+シューティング要素の強いソウルライクゲーム」という感触になりました。シューター部分の操作感が良いため、簡易的なローグライクモードが追加されたらずっと遊べそう。
面白いが故に後半だけ惜しいですね…ある種このゲームのオリジナリティの部分でありますが、それが前半のゲーム性(アイテムを拾って強くしていく)を否定するような造りで、かつ進む条件が運絡みで詰まってしまうことや、死亡からの復帰がめんどくさく、よりロストに怯えるようになってしまいます。農場町までは本当に楽しいことしかないゲームでした。
アプデが続いており、新しいマップも追加されるようですが、タルコフオマージュのまま進むのかオリジナリティを出していくのかわからないので、基本前者を意識してコンテンツを拡充していただきたいものです。
いいところ
「アヒル」というカジュアルさ
人間ではないのでとっつきやすく、倒した相手も北京ダックになるため見た目でグロとかリアル要素がありません。
キャラクターメイクもできる
そこまで細かくカスタマイズはできませんが、それっぽく鶏とかほかの鳥みたいな見た目にもできます。
見下ろし視点のわかりやすさ
ツインスティック系の操作には慣れが必要ですが、視界が開けているゲームなのでFPS、TPSが苦手でも大丈夫です。
拠点のBGMがおしゃれ
これは良いジャズだ…。
ゴミ漁りを繰り返して成長を実感していく
最初は拠点のすぐ近くだけ漁り、敵も数体倒したらすぐ退散ー!みたいなところから、ちょっとずつキャラクターが強くなり、装備が充実し、回復や食料アイテムを持ち出せるようになり、遠征できる距離や時間が伸びていく、この感覚がたまりません。
レアアイテム、装備に一喜一憂
このゲームのレア排出率は、おそらく「マップの進行度+プレイヤーレベル」で管理されているっぽく、例えばレベルが上がると前半マップでもそれなりに良い装備やアイテムが手に入ることがあります。逆に低レベルでもエリアを進めば良い装備が拾えたり。
また、基本後半でないと入手が難しいアイテムも、極低確率ではありますが前半で拾える可能性もあり、この辺りのランダム性でついゴミ漁りをやめられなくなります。
シューターの基本はきっちりしている
見下ろし型ではありますが、視界や音による索敵、遮蔽物や土嚢の利用、ヘッドショット要素等、シューターの基本的な要素は抑えてあり、視界内の安全確保をしながらの進軍、銃声が聞こえたらローリング回避して遮蔽物に避難、カバーしながらの撃ち合い、遠距離からのヘッドショット狙撃、角待ちからの近距離ショットガン、等の駆け引きが楽しめます。
適度に配置された強敵ボス
各マップには複数ボスがおり、ある程度沸く位置が決まってはいるものの、配置されるかどうか自体がランダムで、かつ動き回るので不意に接敵してしまったりするハラハラ感があります。このボス群は当然装備も強力なため、倒せさえすれば良い報酬にもありつけます。
釣りが完全に趣味
一応釣りのスキルツリーもあるしタスクもあるのですが、こなさなくてもなんら問題がないというのがいいですね。これがメイン関係のスキルに関係したりしてくると途端に窮屈になるのです。
賛否両論、もう一歩
作業感が強い
展開に起伏があるわけではなく、BGMもない無音の世界で淡々と同じことをずっと繰り返すので作業感は強いです。ただ、その作業自体にハラハラ感が付きまとうタイプのゲームなのでこれは相性としか。慣れてきて、装備も強く安定してきた辺りで注意力が散漫になり死亡→焦って回収に行き失敗→ロストする、というのも既定路線な気がします。
常に倉庫がつらい
倉庫の枠自体は徐々に拡張できますが、スタックしない、あるいは少数しかスタックできないアイテムも多いため、結構すぐに埋まります。拡張にだいぶお金もかかり、必要素材が手に入らずツリー開放が詰まる場合もあるので、ここが解消されるのはだいぶ後半です。容量的に余裕が出るタイミングでは、そもそも必要なものが揃っている、各タスクに使うアイテムは納品済み…みたいな状況になりますね。
ただ、倉庫がカツカツだから楽しい、という部分もあるのです。所謂取捨選択ですね。限られた環境で最適な選択をしていく必要があるというのが面白いゲームだったりするので…。
常にお金がつらい
拠点での購入以外に倉庫の拡張にもスキル習得にも使いますからね。んで買取価格が高いレアなアイテムを売って資金の足しにしたら後から要求されたりして。
不便ではありますが、まぁ多分そこを楽しんでいます。
タスクやスキルツリー開放で要求されるアイテム
上記との兼ね合いになるのですが、「倉庫に枠がないから売ってしまおう→後から納品要求されてしまった」みたいなことが非常に頻発します。スキルツリーに関しては、一応全部最初から見えているので予め確認ができますが、タスクの方は発生してから初めて納品アイテムがわかるので攻略サイト等を活用しない限り事前に確保しておくのは難しいです。
すぐ拾えるアイテムならいいんですよ…割と要求されるものがレアなことが多く、一回手放すとそこそこ手に入らない的な状況になります。序盤に手に入れたヨーグルトがあんなにレアだったとは…雑に使ったり売ったコーラをここで要求してくるとは…。
これも含めてゲーム性なのかなぁと、ただ不便だなぁと思う時も多かったり、なんとも難しいですね。
武器、エリア指定の討伐タスク
「〇〇という武器を使って××エリアに行き傭兵を倒す(ヘッドショットをする)」みたいなタスクが結構あり、これによって解放されるのが武器だったりアタッチメントだったりするのですが、ものによっては結構めんどくさいです。ライフをギリギリまで削って最後だけ指定武器とか、ショットガン系の指定なら段ボール被って近づくとかやりようは色々とありますが。
アイテムの一括取得が無い
ロストしたアイテムを回収に行くときとか凄く欲しくなります。そこら辺を漁る場合、アイテムが判明するまで少し待ち時間があり(レアなものほどちょっと待たされる)、多分それがスリルにも繋がっているのでいいのですが、自分の落としたアイテムは一括で一気に拾いたい。「急いでいるのに!」とドギマギするのもゲーム性に貢献しているところだとは思うのですがストレスの方が大きいかなぁという印象。
一応、ワークショップのMODで解消可能です。
システム的な要因でスナイパーが不遇
視点が見下ろし型なのでちょっと割を食っている印象。狙いを定めるというより遠くを見るための手段の1つになってしまっている感じ。また、マップの構造上射線が通っていることが少なく、遠距離狙撃できるケースがあまりないのです。ヘッショ確一とかできるとやっぱ気持ちいいですけど。
x倍スコープを付けたARの方が弾持ちの関係でも使い勝手がよく、SR、BRが活躍する場面がいまいち少ないですね。
ダメなところ
結局使う武器は限られてくる
結構種類はあるものの、大抵一部の武器に収束するんじゃないかと。まぁ中~遠距離用にAR、中~近距離用にサブマシンガンかショットガン、て組み合わせで持つことが多いんじゃないですかね。で、それらの中で汎用的使えるのが2~3丁なので序盤から後半まであまり手持ちの武器が変化することがないんじゃないかと。弾が集めやすいのもこの辺りなので。
あと全体的に拡散が強いのが武器が限定される要因ですね、デフォだとどれも広がりすぎな印象があります。レティクル目掛けて飛んでくれない。
また、弓矢、ピストルカテゴリはメリットを見出すのが難しいレベルで使わないかと思います。MAG弾がもうちょっと集めやすかったらデザートイーグルとか使えるのかもしれません。
MODに装備に対してランダムopを付けるものがあるのですが、それを入れると色んな武器が意外な活躍をし始めて幅が広がります。まぁゲーム性自体変わるのでバニラで一通り遊んでからの方が良いと思いますが。
これ入れると近接も結構化けるので、バニラ本編だと縛りプレイの一種になる近接メインプレイも視野に入ってきます。
後半が全体的にダメ
ダッコフのオリジナリティが出てきてタルコフオマージュらしさが減るのですが、それが基本的につまならないのが悲しい。
露骨に初見殺し系が増えてくること
タスクで要求されるアイテムがランダムドロップ頼みで進行が詰まるシーンが出てくること
嵐エリア(対策装備じゃないと継続ダメージ)がメインになるため実質決まった対策防具しか装備できないこと
死んだら再突入に一度要求されたアイテムをまた要求され、集めるところから再スタートになること(アイテム集めから回収までノーデスで行けるならその限りではないが)
上記嵐エリアや突入にアイテムが必要なエリアのせいで、実質死亡がそのままロストになること
属性ボスがメインになり、それぞれメタ属性の武器で戦うのが基本になること
基本的にそれまで積み上げてきたもの(集めたアイテム、カスタムした装備)が否定されて、かつ必要以上にロストに怯えなければいけない状況になります。
PC限定、キーボード&マウス限定
いや、私は特に困っていないですけど。一応「遊びたいけど環境がない!」て人のために入れておきました。
