パナソニック LUMIX DMC-GX7MK2を買いました

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ようやくですね、手元に「カメラ」が来ました、ミラーレスデジタル一眼レフです。いずれは買おう買おうと思いつつも私の生活スタイルだと活用する場面があまり多くなく、冷静になって踏み止まるということを何度も繰り返し、決心するまで長い時間がかかりました。まぁ結局仕事との兼ね合いがあってようやく決めたわけですけど。

なお、この記事はレビューでもなく作例もありません。だって比較する対象もなければカメラのことよくわからないからね。作例は慣れたらいずれ作ろうと思っています。

ちなみにmk3にしなかった理由

mk2は型落ちで今の最新はmk3です。で、こっちも高くはなるけど予算の範囲内には収まっています。じゃあなんでmk2?て事なのですが、単純にスペックアップした部分が私の用途的にはそこまで大きな効果をもたらさないからですね。この辺りは色々な比較レビューを見て、実際のパナソニックの相談窓口でも用途を話した上で「お客様の使い方だとmk2でも問題ないと思います」という言葉を頂いております。

大前提は「プロユースでなくてよい」

私は写真家でもカメラマンでもありません。撮ったもの1つで勝負しようってわけではないので。使い方としてはWebや広告用の写真素材の撮影がメインですかね、勿論趣味用途にも。基本クライアントさんから頂いている素材やフリー素材を使うのですが、どうしてもクライアントさんが撮ったものはスナップショット過ぎて厳しい物が多く、フリー素材も目的に合ったものが見つからないことが多いです(有償素材は大抵クライアントさんが首を縦に振らない)。

かといって「じゃあ写真撮りに伺いますねー」て行った時にiPhone持ってたらカッコつかないので手頃な専用機がいいのです。iPhone自体のカメラは良い性能なので、撮影環境さえ整えれば素材にするには十分なぐらいですし、レタッチ技術もあれば尚の事問題ないのですが、どうしても信用が…。クライアントさんが自分で撮影する時も大抵iPhone(スマホカメラ)なので、「なんだよ俺と一緒じゃねーかよ、それで追加料金取るのかよ」みたいなところが…ね。

そんな中である程度定めた条件がこちら。

小さい、軽い

持ち運ぶことを考えるとやはりここは外せません。ガチな人は重さや大きさを物ともせず、重装備でも気にせず外出するのでしょうが、私の場合気軽さがないと続かない恐れが大きかったので、高性能重装備よりも、そこそこ性能軽装備が理想でした。

安い

予算の関係ではありますが、レンズも含めて10万〜15万あたりを目処に組んでいました。わかると思いますが、この価格帯で最新機種狙っちゃうとかなり選択肢が狭くなるのですよ。

動画性能はそこそこ欲しい

こちらもガチるならビデオカメラの方がいいでしょうが、ちょっとした撮影も勿論、組んでいるバンドとかで今後必要になってくることも多いでしょうし、てことで動画性能は(あくまで上の3つの条件を先にクリアしてからですが)評判の良いものを選ぶつもりでした。

以上、全部をクリアしていて絞り込んでいった結果がGX7 MK2だったわけですね。

実際の出費

購入はカメラのキタムラ、キットは標準ズームの他「LUMIX G VARIO 35-100mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S」が付いてきます。市場では中古でも1万ほどするので、とりあえず中望遠レンズが欲しければお得でしょう。これ自体の評判もそこそこ良いです。

要らないカメラの下取りで5,000円引きなので、かなり昔のデジカメを持ち込み、現在3/31までLine pay支払いの還元キャンペーンがあったのでそれも利用し、最終的にこのような形になりました。

ダブルズームキット ・・・ 57,800円
カメラ下取り ・・・ -5,000円
Line Payポイント ・・・ 1,648p
Line Payキャンペーン ・・・ 5,000p
Line payおまけくじ ・・・ 1,000p

最後のおまけくじは単なる運ですね、得しました。ポイントを現金として数えていいかはわかりませんが、最終的にかかった費用は45,152円でした(レンズフィルターは抜いています)。元々の価格がネット含め最安でしたし、多分これより安く買う手段はないと思います。予算を大幅に下回ったのでライカの15mm/F1.7でも追加で買ってしまおうか悩み中です。ああ…でもマクロズームも欲しい。

軽く触った感想

5軸の手ぶれ補正凄いっすね

画質とか云々より最初に感動したのは意外にもこれでした。面白いぐらい安定します。静止画撮影は勿論、動画も試してみたのですが、スタビライザーつけているんじゃないかってぐらいヌルッと動きますね、これなら手持ち三脚でも良い画が撮れそう。

手ぶれ補正が優秀ということは、シャッタースピードを下げられる限界値が高く、シャッタースピードを下げられればISO感度も下げる事ができ、結果手持ち撮影での写真のクオリティを上げやすい、ということになります。

お手軽で簡単に綺麗な写真が撮れる

自動判別するインテリジェンス機能がなかなか優秀です。最終的には設定を追い込んだ形でしか使わなくなるかもしれませんが、デジカメやスマホから移行する人にとってはかなり強い味方になるのではないでしょうか。外出時のスナップ写真とかはこっちの機能で撮ってしまった方が綺麗かもしれませんね。

選べるシーンが豊富

シーンセレクトは自分がどういった環境で、どのように写真を撮りたいか選ぶと、自動的にそれに最適な設定に合わせてくます。上記のインテリジェンス機能で上手くいかない場合はこちらで対応してもいいですし、この2つの機能で大体簡単な写真撮影はどうにかなってしまうでしょう。

フィルターが豊富(でも使わない)

色鮮やかにする「ポップ」やインスタ風のフィルターは勿論、この機種は「モノクローム」が強みだそうです。が、私は基本そういった加工は全部Photoshopで行ってしまうので要らないのですよね…。逆に「素」の写真はできるだけ残しておきたい人なので、フィルター加工済みでしか撮れないのはモヤモヤ。

夜景と室内照明は難易度が高い

ISO感度がね…。25600までありますが、使ってみると3200ぐらいからノイズが目立つので、上限を一応6400にして使っています。この辺りは露光やシャッタースピード等の調整が必須なんでしょう。

フォーカス速いぞ!

ちょっと舐めてました、安い機種だからもっと遅いかと…。パナのフォーカス速度は評判が良いらしいですが結構びっくりする速さですね。最近のカメラ凄いなぁ。

追従は及第点

ちょっとブレる印象があります。動物とか速く動いている被写体を綺麗に撮るにはスペック不足かもしれません。それこそ虫や動物はかなり高ランクなカメラでないと安定しないと聞きますし。

標準ズームレンズは可もなく不可もなく

バランスが良いというか、スマホやデジカメの延長線上にある感じというか移行組が使ってすぐ慣れそうな印象です。でも、一点フォーカスにしても一眼ならではの「ボケ感」は控えめですね、これは素直にそれ用の単焦点レンズを買った方が良いのでしょう。あともうちょっと寄れたらなぁと個人的には思います。

ダブルズームレンズはあくまで中望遠、軽めで取り回しは良い

そこまで拡大できないですね、まぁ元々の商品コンセプト的にそういうものなのでしょう。寄れないので対象と環境は選びますが、一点フォーカスで結構良い具合にボケるので、他のレンズを買うまでの繋ぎとしてそういった使い方もできそうです。

こんな人は相性○

「今からカメラを始めたいけど、入門機クラスだと性能や機能の低さが不安、でも知識が無くても綺麗に撮れるような親切さも欲しいし、重いのは嫌だしできるだけ安く買いたい」

という欲張りさん向けかな、という印象を受けます。今でこそ市場在庫のみで価格が下がって入門機の価格帯で買えますが、元々のスペックは(発売当時の)ミドルクラスですからね。デジイチ市場だとパナソニック自体の影の薄さや、この機種の立ち位置の中途半端さから店頭ではあまり見かけないですが(大体あるのはGF3路線の最新機種)、3年経った今でもガチ勢のサブ機として根強い人気もあったりするようです。

そこそこ濃いユーザーが持っているというのが、ネットでは設定の追い込みや便利な使い方等のブログ記事がよく引っかかる理由ともなっていて非常に助かります。

カメラのキタムラ、あと1つ在庫ありましたので是非どうぞ。